2011/01/11 12:00:00
ペンダント
そろそろ茶道の稽古始「初釜」の季節ですね。(写真は
内田繁デザインの茶室)
茶道といえば流派により代々受け継がれる釜や茶碗、水差し、掛け軸など歴史ある美しい茶道具にいつもホレボレしてしまいます。
無駄のないお点前の先にあるからこそ、その輝きはより一層の美しさをまとえるんでしょうね。
日本人ならずとも美しいものへの共感は万国共通。
そんな茶道に魅了されたスペインの女性デザイナーがいます。
何を隠そう、過去に
アッキレ・カスティリオーニに師事し、カッシーナやカルテル、モローゾ、
フロスなど数々のトップブランドを顧客にもつ
「パトリシア・ウルキオラ」だからこそ日本人として嬉しさ倍増です。
「CHASEN S2」は美しさだけではなく、アルミニウムからなる茶筅のフォルムと光源を包むガラスがディフューザー効果を生み、御茶のような繊細でまろやかな光を表現しています。
長さの調節も可能で、様々な表情も愉しめます。
女性デザイナーならではの隅々まで行きとどいた神経は
茶道のお点前とも通じるものがありますね。
初釜に相応しい、まさに結構な光のお点前です!

←いつもありがとうございます!
2011/01/07 12:00:00
ペンダント皆様、あけましておめでとうございます。
一年終わってみれば早いものですね。
どうせ早いなら綿毛のように儚くも華麗に過ぎ去りたいものです。
そんな思いを抱きつつ、本年もよろしくお願い致します!
…ところで先日、儚い一瞬を閉じ込めたすごいヤツを見かけました。
その名も何と「たんぽぽ」!
株式会社正高化工というアクリル大型ブロック・特殊照明用角材アクリル封入物など樹脂加工を手掛ける会社みたいです。
hp→
株式会社正高化工
倉俣史朗の「ミスブランチ」のような造花であっても、硬化させる過程で気泡が入ったり、ねじれが生じるとても難しい技術。
それを生花で!しかも繊細なたんぽぽで!
感動。
美しさも機能のひとつとはまさにこの事ですね。
デザイナーの想いと職人の技術、意地が織りなす結晶。
何か1ピースでも欠けると成しえない究極のカタチではないでしょうか。
アッキレ・カスティリオーニの名作
「TARAXACUM:タラクサクム (たんぽぽの属名)」同様、たんぽぽにはいつも詩的な魅力を感じてやみません。
春が待ち遠しい!!

←クリックお願いします!
2010/12/07 12:00:00
ペンダント
「あれをよく飲んだね。毎日同じランチを食べ続けた。20年ばかり、同じものをいつも。誰かが、ぼくという人間は、ぼく自身の生活によって支配されていると言ったことがある。気に入ったね。」
ANDY WARHOL
「僕は存在の無いものを描きたいと思っていた。それで、実在する非実在というものを探していた。そして見つけたのが、スープ缶だった」
ANDY WARHOL
キャンベルスープは世界中で食べられているスープ缶。
ポップアートの巨匠、ウォーホルもモチーフにし、幼少期から毎日食べていたスープ。存在は見えないけど、彼の中に存在する彼自身を形成したカタチを表現したかったんでしょう。
インゴマウラーも食べてるんでしょうね!笑
Canned Light/2003
スープのようにティン缶の中にコードが収まっています。
缶を開けてデリシャスなひかりをお召し上がりください。

←アンディ・ウォーホルはカツラです。知らなかった方はクリック。