技術の発達で省電力・高効率な光がぞくぞくと開発されています。
もちろんいいことなのですが、技術に依存しすぎてきた気がしませんか?
技術の発展と共に、考え方の省エネも推進されるべきだと。
そこで、、、照明デザイナーならぬ「陰影デザイナー」を確立させれば如何かと!
「陰影デザイナー」とは趣のある効果的な陰影を生み出す専門家。
光源に対する知識はもちろん、素材に対する知識も必須です。
「もう少しここの照度を落とすとあの質感が際立つ」
「ここに強い光を落として影に深みをもたせることで、目線が集まって効果的」
などなどをクリエイトしながら空間デザインを進めていきます。
暗さと陰影は似て非なるもの
もちろん照明デザイナー・インテリアデザイナーも同様に、光と影のバランスを考えますが、陰影を前提・共通認識にできることが「陰影デザイナー」の最大のポイント。
少し異なる位置からアプローチをかけることで、陰影に対する肯定的な意識が生まれ、サステナブルで趣のある陰影空間がつくりやすくなるはずです。
効率のいい光源で空間全体を明るくするより、効率的に陰影をつけるほうがはるかに無駄が少なく効率的。何も考えずただ明るいより、意味のある光のほうが大切に使えます。
高度成長期の明るい蛍光灯に変わる、シンボリックな陰影。
少しずつ始めてみませんか?

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