イギリスのテレグラフ紙で“How to create perfect kitchen lighting”と題した
キッチン照明の作り方が掲載されています。
記事はJohn Cullen lightingより。
いくつか抜粋すると下記のような内容です。
ダウンライトはグリッド上に配置するのではなく、
必要な位置に必要な明るさを得れるよう設計する。
LEDの場合、演色性90以上、色温度2700Kの光を使用すること。
棚や壁面を照射することで、省スペースでも奥行感が生まれ、
バウンド光で有効的な明るさを得ることができる。
アイランドキッチンの場合、足元に光を仕込むと浮遊しているような演出が可能。
などなど…
注目はLEDの演色性と色温度に言及している点です。
日本では、まだまだLED=電気代と寿命、という面でみられがちで
商品スペックにも演色性の表記がないものが多々ありますが
イギリスでは、食材がよりおいしく自然に見えるようにと演色性も重要視しているようです。
また、高度成長期から蛍光灯に慣れ浸しんでしまった日本の住環境では
白い光(5000K以上)を選びがちですが、
ここでも演色性と同様の理由でより低い色温度を重視しています。
パーティー文化も関係しているんでしょうね。
その他、演出方法を上げている点が、面白い。
しかも発行部数1位の新聞、テレグラフ紙に特集を組んで。
もちろんここ日本でも、LEDを選択する際は演色性90以上が理想的。
 Ra92 2700K  Ra92 2700K  Ra92 2700K |
お買い求めの際は今一度ご確認ください。
※演色性とは、一般的に自然光と白熱灯を基準(Ra100)として高いものほど良いとされる。
※色温度とは、光の色を表したもの。赤みの色は数値が低く、青白くなるほど高い値。
The Telegraph
http://www.telegraph.co.uk/property/interiorsandshopping/10015253/How-to-design-kitchen-lighting.html
John Cullen lighting
http://www.johncullenlighting.co.uk/照明ブログ一覧