財団法人日本産業デザイン振興会は9日、2011年度のグッドデザイン賞にて
最も優れた作品に贈られる「グッドデザイン大賞」を発表しました。
パナソニックのクリアLED電球「LDAHV4L27CG(海外品番)」は
投票の結果、2位となり「グッドデザイン金賞」を受賞。
金賞を受賞したクリアLED電球は、LED電球には珍しいクリアガラスを採用した点が特徴。
審査員は「明るさと高い省エネ性はもちろんのこと、
フィラメントに近い光源をLEDで実現させている。
いかにもLEDといった光ではなく、温かみのある、
生活の中での『灯り』といった光を提供してくれる。
こういった心理的な部分での配慮こそ一番大事」と評価している。
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日本の得意とする「レトロフィット」ですね。
既存の規格、形状に合わせて進化をさせる。
海外では形状や光質を比較的自由に操ることのできるLED光源を
わざわざ手間のかかる方法でクリア電球のフィラメントにしてしまおうという
発想はありません。
型にはめるのではなく新しいことができるじゃんという方向に。
ひとつの物事を神格化していき、突き詰める。
茶道や禅、マリオからオタクまで、、、
ここまでくると我が道を進むLED電球もひとつのカルチャー、
いや、サブカルチャーですね。
LEDクリア電球といえばパナソニックの他に
ウシオライティングから発売されている「Let」もなかなかのサブカル度。
特筆すべきは新たにリリースされた待望の調光仕様。
従来の非調光タイプは千葉の某テーマパークでも採用されているようです。
これからもどんどん突き詰めたコアで愛される商品を開発してほしいものですね。
珍しい電球を集めて熱く語るサブカルイベントでもしよっかな。

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