サイクリストのAudrey Robinsonが2010年に立ち上げた「Dargelos」から発売しているこのベスト。
自身が着用していた既存のサイクル用ベストに満足できず、開発をしてしまったという経緯。
3Mの発光材を使用した網目構造は軽量かつ利便性に優れ、程よいメッシュの隙間から
衣服のポケットへと簡単に出し入れが可能。
必然から生まれた流れるようなラインは水や光を体に纏っているようにも見えます。
なんだか高級ファッションブランドの最新コレクションを観ているようですね。
決して明るくすることが全てではない
光の価値、可能性。
まだまだ広がりそうです。
Dargelos’s Lightning Vest $80.00
http://www.dar-ge-los.com/product/lightning-vest 
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パシフィコ横浜で開催中の「FPD International 2011」にて、日本電気硝子が発表した、
「見えないガラス」をご存知ですか?
これまで、照明計画を行う上でガラスへの光の映り込みはタブーとされていて
配灯位置やグレアレスの器具選定など大いに気を遣わなくてはならないポイントでもありました。
「夜景の見えるレストラン」とうたっている店舗。
せっかくの夜景なのに店内の光に配慮がなく、星空というより、
FIXガラスに映りこんだダウンライトが降り注ぐ、、
悲しいことに、珍しくないですよね。
美術館の絵画などでも同様です。
「見えないガラス」はこんな現象を防いでくれそうな期待の新星。
見えないガラスは、ガラス基板の表面と裏面にそれぞれ反射防止膜を形成することで、
光の反射を抑制している。
一般的なガラス基板では、光が入射したときに約92%が透過、
残りの約8%が反射されるのに対し、開発品は約99.5%が透過する。
つまり、反射光はわずか約0.5%にすぎない。視感反射率は0.1%以下という。
反射防止膜は両面合わせて30層以上で構成され、
かつ各層はnmオーダーの膜厚制御がなされているとする。
左が普通のガラスで右が「見えないガラス」。
外光の映り込みがなくガラス基板の存在さえも薄らぐほど。
もちろん夜景が美しく見える照明計画が必要になりますが
「見えないガラス」は需要が多くありそうですね。
美しい夜景を照明やガラスでより美しく。
ディナーもより美味しくいただけそうです。

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